筋肉痛について

筋肉痛が起こるメカニズム

筋肉痛とは、筋トレや激しい運動によって筋繊維が損傷することにより生じる筋肉の痛みです。以前は、疲労により蓄積された乳酸が筋肉痛を引き起こすと考えられていました。しかし、現在では「乳酸は疲労物質ではない」と認識されています。そこで、新たに台頭してきたのが、先述した筋繊維が損傷した後、回復時に発生するブラジキニンなど痛みを生み出す刺激物質が原因という説です。

筋肉痛が起こると、ジーンとした熱感や腫れを伴う痛みが生じます。体を動かすとギシギシと動かしづらく痛みが生じるため日常生活でも支障をきたします。症状が軽い場合は、数日で症状が軽減されますが酷い場合は一週間以上痛みが残る事があります。痛みが長期になる場合は肉離れや捻挫の可能性もあります。この場合は回復が遅れるだけでなく筋力低下を招き、かばうことにより歪みが生じ、他のところを痛める可能性がありますので適切な処置が必要です。

筋肉痛の種類

①即発性筋痛

急性筋肉痛とも呼ばれる、運動した直後や早ければ運動している最中に起こる筋肉痛です。激しい運動をして筋肉に強い負荷がかかり、過度の緊張状態が続くと、血の巡りが悪くなるため、筋肉の代謝物がたまりやすくなって筋肉痛が起こります。

➁遅発性筋痛

運動して数時間から数日後に筋肉を動かすと痛みを感じる、タイプの筋肉痛です。一般的に普段生じる筋肉痛はこの遅発性筋痛を指します。重いものを下ろしたり筋肉を伸ばしながら力を使う伸張性運動でなりやすい。

運動して数時間から数日後に生じる筋肉痛。一般的に筋肉痛といわれるのは、この遅発性筋痛を指します。

筋肉痛は、セルフケアで痛みを緩和できます

急性期の痛みがひどく熱感があるときは氷のうなどでアイシングをしましょう。

ひどい痛みが治まってきたら、38~40度のぬるま湯にゆっくり浸かり血流を促進させ筋疲労物質を流れやすくし筋肉の回復をたすけます。入浴後には軽めのストレッチなどすると疲労回復の促進になります。

運動を終えた後はバランスの良い食事を心がけましょう

筋肉痛は性別、年齢問わず誰にでも起こりうる症状です。

くぼ鍼灸整骨院での筋肉痛の施術

筋肉の回復を促すため、筋肉・筋膜の調整を行い、テーピングで損傷部位をサポートます。体の歪みが回復を遅らせている、または局所に過度の負担がかかっている場合はバランス調整を行い筋肉痛を和らげていきます。